ペットを飼うということ
当院が大切に考えているのはオーナー様との信頼関係。
大切なペットの健康を守るお手伝いをいたします。
ペットを育てる上で、しっかりと考えておかなければならないこと…
それは、ペットも人間と同じ「命」ある生き物だということです。
その子を迎えたその日から、家族の一員として最期まできちんと面倒を見ることはもちろん、周囲への配慮や日常歴な健康管理など、すべては飼い主様の責任となることを忘れないでください。
ペットを迎える前に考えること
犬や猫の場合、10年以上一緒に暮らしていくことになりますので、いずれはペットの介護が必要となってくることも想定しておく必要があります。
どんなときでも、幸せなペットライフが送れるように、
家族みんなが協力し合っていくことが大切です。
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家族の中にアレルギーを持った人はいませんか?
花粉症をはじめ、アレルギー疾患を起こす物質はさまざまありますが、動物が原因で起こるアレルギーもあります。また、同じ動物でも種類によって発症したり、しなかったりする場合もあるほか、小さい頃は何ともなかったけれど、大人になってから発症したという例もあるようです。ペットを飼い始めて体調がおかしいなと感じたら、医師に相談することをおすすめします。
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ペットのためにスペースを確保できますか?
動物を育てるためにはペットが暮らせる十分なスペースと衛生環境が必要です。スペースを確保するということは、健康や衛生面だけでなく、ペット自身が落ち着ける自分の場所を作ってあげることにより、しつけの基本環境を整えることにもつながり、その後のペットライフに大きく影響してきます。ストレスを与えす健康に育て切るためにも、そのペットに必要なスペースと環境を設けてあげましょう。
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ペットを育てていくために必要な費用
ペットは生き物ですので、ケガや病気にかかってしまうこともあります。病気になったペットの身の回りのケアや治療費など、それなりの手間とお金がかかりますし、治療内容によっては大きな出費となることもあります。また、病気にならなくても、毎日の食事代やトイレまわりの消耗品、定期的な予防接種や予防薬など、ペットと暮らしていく中では、さまざまな費用が想定されます。
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人間と動物の違いを知る
動物は人間とは違う生き物ですし、生活のペースも違います。ペットに対して過干渉することは避け、適切な距離や対応が求められます。そして、何よりもペットのことをよく知ることで、ペットとの幸せな生活が築き上げられます。ペットを飼う前に、その動物の特徴や歴史、起こりうる病気、食事管理、しつけの仕方など、最低限の知識は身につけておきましょう。
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マイクロチップで迷子を防ぐ
マイクロチップとは、動物用に作られた大きさが直径わずか2㎜、長さ11㎜の個体識別が可能なカプセル状電子型迷子札です。マイクロチップには個体を識別するための15ケタのIDナンバーが書き込まれており、専用読み取り器を近づけ、番号を確認することにより、そのペットがどこの子なのかということが確認できます。マイクロチップは動物管理医療機器であるため、動物病院でのみチッピング(皮下挿入)を行なっておりますので、ご相談ください。
犬をお迎えした初日の注意点
犬を迎えた初日は、嬉しくて家族全員で犬を抱いたりなでたりしたいと思われるのではないでしょうか。
子犬にとっては環境が変わった時点で相当なストレスを受けています。初日は触れることを我慢して子犬のペースに合わせてあげましょう。子犬が新しい環境に慣れてきたら、徐々に行動をしつけていきます。
飼い主は子犬を家に連れ帰る前の段階で、犬のしつけに関する基本を家族全員マスターしておきましょう。しつけ方針が一貫していないと、犬の問題行動が改善しないだけでなく、犬がストレスを抱えて問題行動がさらに悪化してしまう危険性もありますので、軽視してはいけません。
初日のニューオーナーシンドローム
今までいた場所から離れて新しい環境で暮らすことに伴うストレスから子犬が下痢嘔吐、食欲不振などの体調不良になることがあります。これをニューオーナーシンドロームと呼びます。構いすぎない、焦らない、ダメなことはダメ、遊びすぎに注意、たっぷりと睡眠をとらせてあげましょう。
猫をお迎えした初日の注意点
猫は環境の変化にとても敏感な動物です。環境が変わると大変なストレスがかかります。迎えた初日は特別なことをする必要はなく、構いすぎずに放っておいてあげるのが一番です。また、猫が戸惑って怯えたり怖がったりすることがありますので、なるべくあちこちの狭い場所はなくしておくようにしましょう。
お迎えするにあたり必要なことは、ゲージの中にトイレ・水・ベッドを用意する、ご飯を与えるということです。
また、次のような場合は焦らず対処してください。
トイレに行かない
長時間動かない場合やトイレに行かないような場合には、一度優しく抱っこをしてトイレに連れていってみてください。
水を飲まない
猫の近くに水を置く、複数か所に水を置く、新鮮な水に入れ換えるということをして脱水に陥らないよう気を付けてあげましょう。
下痢をする
猫はストレスによって下痢を引き起こしてしまうことがあります。少ししても治まらず、下痢がつづいてしまう、嘔吐や血便がある場合などは、早急に動物病院を受診するようにしてください。